こんにちは@chopperです。
今回紹介するサービスは投資家がアーティストやミュージシャンに投資をし、その売上によりリターンを得るというアートとビジネスの間で悩むミュージシャンやファンの味方になるのか?はたまた音楽やアートをビジネス化しきってしまうのか?どちらにも作用しそうなビジネスモデル、サービスとなります。
例えるなら東京証券取引所にサザンオールスターズが上場しました、あなたは投資しますか?みたいなイメージだとわかりやすいですかね?
このスキームは自由な楽曲制作の支えになるのか、もしくは完全に売れる様に狙ってビジネスとして楽曲を作るのか?アーティストによって考え方や対応は自由です。
それではこれらアーティストや楽曲に投資可能なサービスを紹介して参ります。
各国の音楽著作権ビジネスやサービスの紹介
Royalty Exchange(米国)
https://www.royaltyexchange.com/
こちらは資金調達を求めるクリエイターとカタログを求める投資家をマッチングさせるサービスです。クリエイターは資金を調達し、キャリアに無借金で資金を提供することができ、投資家は新しい高利回りのリターンを得る事が可能になります。
Hipgnosis Songs Fund(英国)
https://www.hipgnosissongs.com/
Elton John、Iron Maiden、Morrissey、Beyoncé、NileRodgersなどのアーティストを管理してきたMerckMercuriadisによって設立されました。あのナイルロジャースも絡んでます。(凄い!)
こちらのビジネスモデル、は楽曲の権利を持っているヒプノシスに投資をしてリターンを得る手法となります。しかしヒプノシスが権利を保有する楽曲やミュージシャンは非常に魅力的なアーティストが多いので、ここに投資をすることは有名な楽曲多くに投資をすることになり安定的な配当を得る事が出来るのかも知れません。このヒプノシスについては今度深く研究し記事にしてみたいと思います。
ANote Music(ルクセンブルク)
https://anotemusic.com/
こちらは個別ミュージシャンをカタログ化し、個別に投資家が投資先を選ぶと言うビジネスになります。ベンチャー企業な単一銘柄に投資をする様なイメージでしょうか?自分が好きなアーティストが売れたら投資した金額のリターンが得られますので非常にファンとしては嬉しいですよね?これは投資というかアーティストを支えるパトロン的な支援も可能ですね。
音源も購入から投資の時代へ?
その昔ミュージシャンがメジャーレコード会社からデビューする際には、レコード会社のスカウトが将来売れそうなミュージシャンにライブハウスなどで「君たちいいよ!デビューしない?」などと怪しく声をかけ、デビューが決まると宣伝費など初期投資を行い、売れるか売れないかは運任せでデビューし、デビュー後は多数の売れないミュージシャンとドカーンと売れるミュージシャンに別れ、レコード会社が行った全投資は最終的には音源を購入したファンが払うというビジネスモデルだったのですが、今後その流れは少し変わっていくかも知れません。
パッと思いつくミュージシャン関係の投資と言うとオールド、ビンテージの楽器を安く仕入れて時間を置いて高く売るなど現物投資は有りましたが、今回紹介した音楽などの著作権をペーパーアセット化して投資家が買いやすくすると言う手法は今後広がって行くと思われます。この様に権利ビジネスを証券化して一般の誰しもが購入出来る流れは加速して行くのかも知れません。
もし日本でもこちらのビジネスが成り立つのであればとても楽しみですし、非常に興味があります。
営利追求団体である一般企業の業績に投資する今までの投資以外にも、アートや音楽にも投資をし、ポートフォリオを分散させるというのも正しい選択かもしれないと改めて思いました。
アーティストを支援するのも多様化
せっかく音楽活動をしているのならミュージシャンやアーティストを支援しながら、自分も楽しく音楽人生を続けたいと思います。自分が好きな事に投資をし、リターンを得て周りのミュージシャンにも貢献できると考えるとワクワクしますね。
またいろいろな気づきやビジネスプランが湧いてきました。早く会社を退職して自由に音楽やビジネスをやりたいと改めて思います。
The Road to Freedom !
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