インフレ税に気をつけろ!

米国株

こんにちは@chopperです。

皆さんインフレ税というワードをご存知ですか?

この所円安が毎日の様に進行し為替レートは本日1ドル130円を突破しました。日本銀行も政府も何も対策は打てません。うがった見方をすると、敢えて打たないのかもしれません。

日本の借金をインフレによってチャラにしようとしているのでは?と言う勘ぐりたくなるほどです。本日はインフレ税というキーワードについてわかりやすく説明します。

インフレ税ってなに?

インフレ税とは所得税、住民税など実際に我々が支払う税金ではありません。何だそれ??とクエスチョンマークが浮かんで来るかと思いますので、出来るだけわかりやすく説明して参ります。

ほんの数ヶ月前まで日銀を含む世界の中央銀行はコロナ等対策の為、異次元の金融緩和として貨幣を大量に発行し続けていました。それにより金融危機を逃れ、逆にちょっとしたバブルが起こって株価は好調に値を上げました。

インフレを望むか望まざるかは別にしても、発生すると民間の企業の目先の利益は増えます。そうなると自ずと税収が増加します。インフレが起こったとしても確定している借金の金額はインフレ連動するわけではありませんので、債務比率が実質的に低下して行きます。

例えばあなたの資産が20万で借金が1万円あったとします。その時借金の比率は5%です。インフレによる好景気で給料が増え資産が40万になったとしても、既に借りている借金は1万で変わりませんので簡単に借金の比率は2.5%に減りました。(金利は考慮せず)

現在の世界のトレンドは金利をあげて、通貨をいっぱい発行して発生したインフレを抑制しようとしていますが、もし解決の糸口が見えない国の借金に苦しむ国が、市場に大量の現金を投入し続けインフレを起こし借金の比率を実質的に減らそうとしたらどうなるでしょう?上手くその作戦が成功すれば政治家を絡めた政治的な判断、国民の理解を得た後、増税の決議をするなどのプロセスを踏まずとも自動的に税収金額をあげ、国家の借金による負担を実質的に減らす事が可能になります。

借金は既に金額が確定している事項なので実質的に借金は目減りし、国の財政は健全になります。

しかし我々個人や企業の貯蓄や留保している現金はどうなるでしょう?当然ながら価値を下げますので貯金などで保有する現金は実質的に目減りする一方です。

もしインフレにより日本円の価値が半分になれば我々の貯金も半分の価値となりますよね?マクドナルドのハンバーガーも250円だったものが倍の500円になり大学の学費も150万だったものが300万になると言う流れなので我々庶民の生活はさらに辛くなって行きます。世界のトレンドでは物価は上がっているから、まぁしょうが無いんじゃない?と言う声が聞こえて来そうですが、日本の金利は他の先進国と違い低金利継続なので国内で投資をしてもなかなか利益は上がりません。

もし日本の金融機関から借金をし、そのお金を海外で運用すると利鞘が発生します。
しかし長期間その状態が続くと結局海外にキャッシュは逃げ出し日本円の価値はさらに下がり原油やエネルギー、食料品の価格は上がり我々の生活は苦しくなる事が想像出来ます。

ご存知の通り日本も先進各国同様にコロナのパンデミック以降金融緩和を行いました。金利も上げない方針を継続しましたが、日本ではインフレがほとんど発生しませんでした。これは今後も続くのでは無いでしょうか?と私は考えています。

根本的に老人が多く人口が減少する国で不動産の購入が増える事や、消費が増えることは想像しにくいのです。このまま低金利、金融政策継続してもインフレは起こらないのではないか?と考えていますがいかがでしょうか?

マンション価格が高騰しているとは言えそれは部材の高騰などによる問題で実質の需要が増えているわけでは無いです。

黒田日銀総裁が来年退任されるまで低金利は継続されるようです。
その後後継者が公定歩合を上げると通常はインフレが起こり景気はよくなると考えがちですが、果たしてそうでしょうか?
私はその時本格的に不況が始まるのでは無いか?と考えています。

その時我々が取れる防衛策は何でしょうか?それは外貨、国外不動産などの円資産からの脱却かもしれません。冗談みたいな話ですが、畑で野菜を育てるとか釣りのスキルを上げると言うのも良い事かも知れません。

とにかく今私は円建て資産の保有比率をかなり下げています。
しかし、インフレ政策が上手くいった場合、日本株が爆上げという可能性がゼロでは無いですから非常に悩ましいですね。

The Road to Freedom !

経済的自由を達成して何事にもしばられず自由に音楽活動を続けたい会社員ベーシストです。
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